今年こそは、マイホーム購入というあなた、住宅ローンで失敗はしたくないですよね。
今回は、住宅ローンで失敗しないための方法について解説します。
住宅ローンのよくある失敗とは
頭金ゼロでローンを借りて失敗することです。
マイホームを購入する際には、頭金を出し、残りを住宅ローンで借りて支払っていくのが一般的ですが、最近では、低金利の影響や以前と比べ、銀行などの金融機関の審査が緩くなっている(柔軟になっている)ので、フルローンと言う選択も可能になっているのが現状です。
フルローンの何が問題なのかと言うと、何らかの原因でマイホームを早期に売却するようなケースです。
例えば、3年後にマイホームを売却するような状況になった場合、頭金ありとゼロとでは状況が変わってきます。
※頭金の相場を知りたい方はこちらをご参照下さい
→注文住宅をお考えの方に!頭金の相場を紹介します!
以下の表は、物件価格3,000万円のマイホームを購入するとした場合、頭金あり(頭金1割)と頭金ゼロの5年後のローン残高の比較です。
頭金1割 | 頭金ゼロ | |
当初のローン残高 | 2,700万円 | 3,000万円 |
5年後のローン残高 | 2,385万円 | 2,650万円 |
※借入条件:全期間固定金利1.3%、返済期間35年
頭金ありを頭金1割とした場合、5年後のローン残高は、約2,385万円、一方頭金ゼロでは、約2,650万円となります。
仮に5年後の売却できる価格が2,500万円の場合、頭金ゼロだと150万円の債務が残る計算となります。(ここでは触れませんが、売却する際には仲介手数料や新居に引っ越す費用など別途発生することも考えられます)
手持ち資金から150万円を用意できる場合であれば問題ないですが、準備できない場合は売却できない不自由な状況になってしまいます。
つまり、購入時に頭金ゼロでも手元資金に余裕がある場合は問題ないといえます。
しかし、手元資金に余裕がなくフルローンを選択した場合、住宅ローンが原因で不自由状況ができてしまうことも考えられます。
このようにフルローンでも住宅ローンを借りられると言う朗報に惑わされることなく、頭金ゼロのリスクを踏まえて検討することが大切になるでしょう。
マイホーム購入後、まさか5年後に売却するなんて、、と考える方もいると思いますが、中古市場にはそのような(築浅の)物件が流通しており、大きな債務を抱えるマイホーム購入時には「想定外の状況が起こることも考えてみる」くらいの余裕が欲しいですね。
また、地震や水災害、土砂災害などの被害にあった場合は、より事態は深刻となることも考えておきたいことです。
住宅ローンで失敗しないための方法とは
まずは、ご夫婦で今後の計画を共有してみましょう。
お子さんの出産のタイミングや子育ての希望エリア、お二人の働き方など家族の年齢を並べて、”見える化”したほうがいいでしょう。
その際にあなたのご家族ではなく、ご両親やご兄弟などの年齢やライフイベントまで想像を広げてみる事が大事です。
- 考えられる要素があるのか
- それはどのような事柄なのか
- 経済的な支援が必要なのか
- いくらかかるのか
- 現金なのか借入で対処できるのか
これ以外の項目もご家庭ごとに出てくるものがあると思います。
自分たち家族への影響があるものを挙げてみて、精神的また経済的な負担を想像してみると良いでしょう。
まとめ
今回は、住宅ローンで失敗しないための方法について解説しました。
マイホーム購入の際には、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。