マイホームを現金一括購入する際のメリットとデメリットを解説します!

マイホームの現金一括購入をお考えの方はいらっしゃいませんか。
現金一括購入をすると、ローンの支払いがなくなるため魅力的ですよね。
しかし、それにはいくつかのデメリットがあるので注意する必要があります。
そこで今回は、マイホームを現金一括購入する際のメリットとデメリットについて解説します。

マイホームを現金一括購入する際のメリットとは

メリットは、3つあります。

余分な支出がなくなる

現金一括購入すると、住宅ローンを組む必要がなく、金利負担がなくなります。住宅購入は、非常に高額な買い物です。
それゆえ、住宅ローンの返済期限は長期化し、利息の支払いも高額になってしまいます。

また、住宅ローン契約に関わる、手数料や保証料等のコストがかかりません。

スムーズに購入手続きを進められる

住宅ローン選びや審査、契約手続きの手間が省けます。

書類を書いたり、銀行に出向いたり、公的な資料などを発行したり。平日に会社を休んで手続きを行うケースがほとんどです。

不動産会社や住宅会社から勧められるまま、住宅ローンを契約すれば少しは手間が省けますが、よりお得な住宅ローンを探すためにネット検索したり、問い合わせたりすると想像以上にエネルギーや時間がかかるでしょう。それらの作業の手間ひまが不要となります。

不安のない生活を送ることができる

引っ越しが済み、住宅ローンが始まった後、病気やケガが原因で一時的に収入が減ってしまった場合、「ローンが返済できない。」というような心配が出てくるかもしれません。一括購入をすると、そのような悩みや不安がなくなるため、安心して生活できるでしょう。

マイホームを現金一括購入する際のデメリットとは

一方で、デメリットは3つあります。

手元の現金が一気に減る

まとまった現金が他に必要な時に、支払いに困る可能性があります。
例えば、自動車の購入や教育費、病気になって働けなくなった場合の生活を守る資金など、想定していた方が良い額の資金が必要ですね。

住宅ローンの控除が利用できない

住宅ローンを利用した場合、一定の条件のもとで所得税や住民税の減税制度を利用することができます。

現行の制度では、年末の借り入れ残高の1%が所得税や住民税から控除される制度です。

※現金一括購入の場合は、「認定長期優良住宅新築等特別税額控除」という減税制度があります。

国税庁ホームページ「認定住宅の新築等をした場合(認定住宅新築等特別税額控除)」

すまい給付金が給付されない場合がある

すまい給付金は、消費税増税による負担を減らすための制度で、申請すれば所得に応じてもらえる補助金です。
現金一括購入でこの制度を利用する場合、引き渡しを受けた年の年齢が50歳以上という条件があります。

まとめ

今回は、マイホームを現金一括購入するメリットとデメリットについて解説しました。
支払いを一度に済ませるため、利息負担など余分な出費がなくなります。
一方、まとまった支払いが必要な時に、困ってしまう可能性があります。
そのため、今回の記事を参考にしてよく検討してみてください。

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