ふるさと納税にはさまざまな特典があるため、利用するかどうか迷っている方は多いのではないでしょうか。
さらに、ふるさと納税は住宅ローンの控除にも関係しています。
そこで今回は、住宅ローンとふるさと納税の関係性について解説します。
目次【本記事の内容】
ふるさと納税とは
ふるさと納税とは、応援したい自治体にお金を寄付する制度です。
寄付のお礼として、その土地の特産品がもらえます。
ふるさと納税のポイントは、還元率の高いものを選ぶことです。
寄付した金額の一部を、税金から控除もできるでしょう。
基本的には誰でもできるものですが、税額控除に関しては受けられない方もいらっしゃいます。
なぜなら、寄付をする人が納税者であることが条件であるからです。
例えば、所得のない子どもが寄付した場合、控除されるほどの収入がないため対象外だと言えるでしょう。
逆に、納税額が高額である方のメリットは大きくなります。
なぜなら、控除できる金額が高いからです。
「所得税だけで控除額の上限は決まっている。」とお考えになる方はいらっしゃるかもしれません。
しかし、控除額の上限は所得だけを基準として決定されません。
なぜなら、他の控除を受けている場合は、受けられるメリットが少なくなるように決められているからです。
住宅ローンとふるさと納税の関係性とは
まず、住宅ローンには減税制度があります。
これは、住宅購入時のローン契約額から、ある程度の額を控除し、金利負担を軽減させる制度のことです。
さらに、ローンの契約開始から10年間にわたり、毎年のローン残高の1パーセントを限度に所得税および住民税から控除できます。
また、ふるさと納税で控除を受けるためには、確定申告、もしくはワンストップ特例制度のどちらかを行う必要があります。
ワンストップ制度を利用する場合、住宅ローン減税と併用しても控除額が減ることはありません。
なぜなら、ふるさと納税分は、住民税として支払わなければいけない税から控除されるからです。
この住民税の控除額には上限があり、ふるさと納税分は残りの住民税で全額控除できます。
そのため、両方の控除を受けられるでしょう。
しかし、いくつかの条件が重なると、控除しきれなくなる場合もあるため注意しましょう。
まとめ
今回は、住宅ローンとふるさと納税の関係性について解説しました。
ふるさと納税をすると、その土地の特産品をもらえるだけでなく税金控除もされます。
さらに、住宅ローンについても条件を満たすと控除されます。
ふるさと納税はお得な制度だと言えるため、検討してみてはいかがでしょうか。