住宅ローンをお考えの方へ!任意整理について解説します!

任意整理をしたことがあり、住宅ローンをお考えの方はいらっしゃいませんか。
もしそうなら、審査が通るのかどうか心配ですよね。
審査に通るためには、任意整理についてしっかりと把握しておく必要があるでしょう。
そこで今回は、任意整理について解説します。

任意整理とは

任意整理とは、債務整理の1つの方法であり、弁護士が債務者の代理人となって、返済計画の変更について債権者と交渉する債務整理手続きです。
債務整理の交渉が成功した場合、和解契約を結び契約内容に基づいた和解書を作成します。
和解書を作成する理由は、後日に意見の相違が生まれることを防ぐためです。

任意整理後に住宅ローンを組む際のポイントとは

ポイントは6つあります。

別の金融機関で審査する

5年が経過すれば、信用情報機関のブラックリストから外れます。
しかし、実際にお金を借りて任意整理をした金融機関には、半永久的に記録が残る可能性があるでしょう。
それゆえ、これまでに取引記録のない金融機関で、審査の申し込みをするのが良いと言えます。

20%程度の頭金を準備しておく

なぜなら、頭金が多いほど審査に通りやすくなるからです。
また、その際には最終的に返済比率が20%から35%以内に設定することが大切です。

返済比率とは、年収に対して返済額の割合のことです。
年収が500万円の場合、返済比率20%とは、年間返済額が100万円、つまり月々の返済額が83,333円です。
また、返済比率35%とは、年間返済額が175万円、月々の返済額は145,833円という計算になります。

年収に対して返済額が少ない(返済比率が低い)ほど、審査は通り安くなります。
貸し出す側の立場になって考えてみるとわかると思います。

地方銀行で審査を受ける

比較的にメガバンクよりも審査に通りやすいです。
購入する物件の(担保)価値を重視する傾向があるので、年収面で不利な方でも審査に通りやすいです。
それゆえ、審査が心配な方は地方銀行を選択肢に入れると良いでしょう。

ペアローンを活用する

ペアローンを活用すると、配偶者と合算した年収で審査を受けられるので、金融機関からの評価が高くなります。

個人信用情報※の開示

ブラックリスト情報が抹消されているかを確認しましょう。
任意整理後から住宅ローン審査までの期間が、5年以上経っていない場合は審査通過が難しいです。
審査の不承認の記録が残ると、他の銀行で申し込みをした際に不利な情報とになるので、あらかじめ確認を行っておくのが大切でしょう。
※主な個人信用情報機関:JICC、CIC、全国銀行協会

借り入れがある場合は完済しておく

借金の金額にもよりますが、 完済していない場合は、金融機関に住宅ローンと借金の両方の返済は困難だと判断されることがあるからです。
前述の返済比率に他の借入額を含める計算となり、返済比率が高くなってしまいます。
それゆえ、完済できるのであればしておくことが大切でしょう。

まとめ

今回は、任意整理の後に住宅ローンを通過をするためのポイントについて解説しました。
以前に任意整理をしたことがあり、住宅ローンをお考えの方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

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