注文住宅を購入しようとお考えの方は住宅ローン控除が受けられる可能性があることをご存知でしょうか。
控除を利用できるのであれば、ぜひ利用したいと考えますよね。
しかし、控除を受けるにはいくつか注意すべきポイントがあります。
今回は、住宅ローンの控除とその概要、注意すべきポイントについて紹介します。
控除の概要について
そもそも控除がどういったものかを詳しくご存知ない方に向けて、概要を紹介します。
住宅ローンの控除の正式名称は「住宅借入金等特別控除」と言います。
これは、個人が住宅を取得する際に、一定の要件を満たせば、所得税から控除を受けられるという仕組みです。
場合によっては翌年の住民税から控除されることもあるでしょう。
概要を理解する上で外せないのは、住宅ローン控除の内容が拡充されることです。
2019年の10月から消費税増税に伴って、政府は住宅取得対策として控除を受けられる期間を延長しました。
現行の制度では最長で10年間でしたが、3年延長されて、合計で13年となりました。
現在注文住宅の購入をお考えの方にとっては嬉しいニュースですよね。
控除が3年延長されれば、場合によってはかなり高いメリットを期待できるでしょう。
控除の仕組みや適用条件をしっかり把握してから購入手続きを進めるようにしてくださいね。
控除を受ける際に気をつけたいポイントとは
ここまでは控除の概要について紹介しました。
ここからは、控除を受ける際に気をつけたいポイントについて紹介しますので、参考にしてください。
所得税と住民税について
住宅ローンの控除は所得税から年末の住宅ローン残高の1パーセントが控除されます。
所得税が給与から天引きされている方は、控除を受けることで支払った税金を還付できます。
所得税から控除分を引ききれなかった場合は、翌年の住民税から減額されるので安心してください。
繰上げ返済について
控除を受けるには10年以上のローンを組んでいることが条件とされています。
そのため、繰上げ返済をしてしまうと、控除が受けられないことに注意してください。
借り換えについて
借り換えた住宅ローンの返済期間が10年を切ると、控除が適用されなくなってしまいます。
期間の延長も受けられないため、気をつけてくださいね。
まとめ
今回は、住宅ローンの控除とその概要、注意すべきポイントについて紹介しました。
控除を受けられる期間は10年から3年間延長されています。
控除を受ける際は、所得税と住民税、繰上げ返済、借り換えの3つのポイントに気をつけてください。
わからないことや不安なことがあれば、お気軽にお問い合わせください。