子どもの習い事はみんなどうしてるの?いくらかけても大丈夫なの?FPがお答えします!

うちの子供たちもスイミングや生け花教室、バスケットボール、進学塾、家庭教師などの習い事に通っていましたが、費用をかけすぎたと反省しています(笑)

みんなはどうしているの?

子供がやりたいと思うものであれば、できるだけやらせてあげたいと思うのが親心ですよね。一方、習い事にはお金がかかるので あれもこれもとなれば家計が圧迫されていきます。 ここでは主に未就学児の習い事の状況や費用の目安、考え方を調査データ等を参考にしながらご紹介いたします!
出典:フランチャイズWEBリポート「2021年の通塾に関するアンケート対象/子供がいる20代〜40代の男女2,201人(2021年10月)」

未就学児の習い事の状況

年齢別に習い事の状況を見てみると、年齢が上がるほど通っていると回答した人が増えていることがわかります。 5・6歳については、約7割が「通っている、 通う予定(検討中) 」であることをもわかります。

習いごとランキング

現在、習っている習いごとランキングを見てみましょう。

女の子、男の子別で見た結果では、ともに水泳が最も人気がある習い事でした。 男女の違いはあるものの、体動かすスポーツ系と勉強・文化系の 習い事がおよそ半数ずつと言う結果になっています。

通ってよかった、通わせてよかった習いごと

保護者自身や兄弟が通っていた習い事も含め良かったと思うことについての回答も参考にしたいですね。

【1位:水泳/26.8%
・体力をつけるには1番良い方法と思った。(4歳男の子保護者)
・溺れる確率が低くなるため、自分を守ることができる(5歳女の子保護者)
・自己流では学べないから(4歳男の子保護者)
・体力がつき、月謝もそこまでかからないから(4歳男の子保護者)
・学校の体育など必ず通る道だから(6歳女の子保護者)

【2位:音楽/9.7%】
・リズム感が身についたから(5歳男の子保護者)
・学校ではピアノは弾けるようにはならないし、協調性や考える力、楽しむ力がつくと思うから(6歳女の子保護者)

【3位:英会話教室/8.7%
・学校では絶対に教えてくれない教え方がある(6歳男の子保護者)
・幼い頃から英会話を習っていると、大人になっても英語がすんなり耳に入ってくる。(4歳女の子保護者)

【4位:サッカー/8.0%】
・かっこいいから(6歳男の子保護者)
・社会性が習得できると思う(3歳男の子保護者)

【5位:野球/5.7%】
・個人プレイでもありチームプレイでもある(4歳男の子保護者)

習いごとに通い始めた理由は?

将来役に立つと思ったが最も多い回答です。次に「体力づくり」とあるように 子供の将来や身体作りを考えてい通い始めた方が多いようです。 一方で、6歳以下とまだ幼い年齢と言うこともあって「子供の意思」と言う回答は少なく、多くの場合は親が 決定することが多いことがわかります。

習いごとの平均的な月謝は?

では、気になる月謝は いくら支払っているんでしょうか。

最も多い回答は、7,001円から10,000円以下となりました。回答全体から5,000円から10,000円が平均的な月謝と言うことがわかります。(※ 複数の習い事に通っている場合は、1人当たりの合計金額での回答です)

0歳児(育休中)の習いごとは?

0歳児から習いごとに通いたいと考えている方もいらっしゃいますよね。
赤ちゃんの時期からしっかり知育したい、他の子どもや家族と触れ合って息抜きしたいなど動機はさまざまですが、この時期の習いごとは赤ちゃんとママ・パパが一緒に参加する形態が基本となります。

赤ちゃんとママ・パパが一緒に参加できる習いごとと月謝の目安をご紹介

●ベビーマッサージ、マザーリング
教材を使って脳を刺激して潜在能力を伸ばすプログラムや体を動かすアクティビティ、お絵描きなど教室独自のレッスンに参加できます。さまざまな語りかけや遊びから身体能力や知能、自己肯定感を育てることができるようです。
月謝の目安:10,000〜15,000円※別途、入会金が必要な場合もあります)

●ベビー運動(ベビー体操やベビーバレエなど)
0歳児は自分で立って踊ることはできませんので、親子のスキンシップを中心とした体操です。いつもと異なる環境で体を動かす空間や時間は、赤ちゃんも新鮮ですし、ママ・パパにとっても気分転換になることが期待できそうです。
月謝の目安:5,000〜7,000円※別途、入会金が必要な場合もあります

●リトミック
リトミックとは、音楽やリズムに触れながら子どもの基礎能力を伸ばす習いごとです。ピアノや歌など技術を学ぶのではなく、音楽を体で感じながら集中力や運動能力、聞こうとする力、聞く力の向上が期待できそうです。
月謝の目安:3,000〜8,000円※別途、入会金や教材代が必要な場合もあります

●ベビースイミング
ベビースイミングとは、本格的な泳ぎを習うというよりも赤ちゃんと一緒に水の中で簡単な運動をすることを中心とした運動です。プールに入ることで水に対する恐怖感がなくなったり、水の中で運動することでぐっすりお昼寝できたり、何よりも親子のスキンシップによって安心感を与えることができそうです。
月謝の目安:6,000〜8,000円※別途、入会金が必要な場合もあります

●英語
英語教育の開始年齢が早まっていて、赤ちゃんの間に英語のシャワーを浴びせると英語脳、英語耳ができ上がってくると言われています。英語の歌やダンス、読み聞かせなど親子で英語遊びしながら楽しく学ぶことができそうです。
月謝の目安:6,000〜8,000円※別途、入会金が必要な場合もあります

●通信教育
赤ちゃん向けの通信教育は、こどもちゃれんじやベビーくもんなどの通信教材や読み聞かせ絵本の定期購読、英語のCDなどです。自宅で気軽に知育に取り組めたり、マイペースにできることが特徴で、定期的に教材が届くのも楽しみです。七田式は10万円程度からディズニーの英語教材は高額なものだと100万円くらいするものもあります。
月謝(月額)の目安:1,500〜2,000円※別途、入会金が必要な場合もあります

自治体が主催する無料で参加できるプログラム

お住まいの自治体によっては、親子で一緒に参加できるプログラムやママ・パパ向けの子育て講座を無料で開催している場合があります。自治体の施設内外で遊んだり、絵本の読み聞かせや他の親子との交流、子育てを学んだり、相談ができることがあります。事前に申し込みや抽選という場合もあるので早めに問い合わせてみましょう。

習いごとをするメリットとデメリット

習い事をするメリット

視野が広がる

一般的に子どもは好奇心旺盛で、特に幼児期は見るもの全てが珍しく、身の回りで怒るあらゆることに強い関心を示します。この幼児期に習いごとを始めることで、興味・関心を持つ分野が拡大することになります。日常生活や幼稚園、保育園と違う体験が刺激となって、見える世界が広がることにつながっていきます。
幼児期の習いごとは、言葉よりも触ったり、動いたりと体感型の習いごとが中心になります。この体験が記憶に残り、その後の物事の見方に影響を与えると言われています。また、普段と異なる人との関わりを通じて、視野が広がることでコミュニケーションの力が育まれることも期待できます。

学びを先取りできる

「小1プロブレム」という言葉があるように小学校に入学すると幼稚園や保育園の雰囲気との違いから給食が食べられないとか、授業についていけないようなケースがあります。 そのようなことから小学校入学前にしっかりと準備をすることができます。入学してから教わる内容を先取りで学ぶこともできます。
小学校の授業にある水泳や英語、音楽を幼児期の習い事で学ぶことができ、 それらを体験しておけば、小学校の授業でスムーズについていくことができるでしょう。少なくとも苦手意識を持つ事は避けられそうです。
また、学びは、知識や体験だけではなく、先生の話をしっかり聞くなどの習慣や集団生活でのマナーが身に付くことも期待できます。

習い事をするデメリット

お金がかかる

詳しくは後述しますが、習いごとにかかる費用が気になります。月謝が高いと家計を圧迫し、生活に悪い影響を与えます。今後、複数の習いごとを掛け持ちすることや月謝以外に費用がかかる場合も考えられます。継続的な支出となるので自分たちの家計だといくら位が適切なのかを見極める必要がありますね。

時間がかかる

習いごとばかりで忙しすぎると子どもの貴重な時間を失ってしまします。場合によっては、家族との時間も削られてしまうケースもあります。家族や友達と遊んだり、ひとりで創意工夫して自宅で過ごしたりする時間が子どもには必要です。また、親の時間も考慮しておく必要があります。共働きであれば、平日の送迎は難しいでしょう。パートタイマーで働いている場合は、送迎や待ち時間を時給換算して検討することになるでしょう。子どもにとっても親にとっても時間が負担になることは避けたいですね。

子供のストレスになる事がある

子どもが自発的にしたいことであれば良いのですが、親の勧めで通い出した習い事の場合は注意が必要です。嫌いなことを続けると身につかないどころか、嫌な体験として記憶されることがあります。親の希望を押し付けず、子どもの意向や様子を見ながらストレスにならないように配慮してあげる余裕が欲しいです。「いつでも辞めたい」と言い出せる環境づくりも必要ですね。

習いごとにいくらかける?

では、子ども習いごとにいくらかけてもいいのか?こちらも調査データを見てみましょう。べネッセ教育総合研究所「 学校外教育活動に関する調査2017」によると世帯年収と月謝の額の平均額は以下の通りです。

収入から目安を考えてみる

世帯年収月謝年間の月謝負担割合
400万円未満8,000円約3.2%
400万円以上800万円未満13,400円約2.7%
800万円以上25,000円約3%
出典:ベネッセ教育総合研究所「 学校外教育活動に関する調査2017」※年間の月謝負担割合は筆者が作成

上記の表から 年収400万円未満と800万円以上では習い事にかける費用が3倍以上の差があることがわかります。しかし、年収に対しての割合は、仮に世帯年収300万円で考えると、習い事にかける年間費用は9.6万円(8,000円×12ヶ月)になるので「9.6万円÷300万円×100=3.2%」です。同様に世帯年収600万円では2.68%、世帯年収1,000万円の家庭では3%で、世帯年収の2〜3%に収まっていてることがわかります。この割合が習いごとにかける費用の目安となるでしょうか。習い事を継続すると考えると、家計の負担にならないように月謝の金額も選ぶ基準となりそうです。

月謝以外にかかるお金に注意

習い事にかかるお金を考えるときに注意したいことがあります。それは、月謝意外にかかるお金です。例えば、スポーツの場合、練習場や試合の開催場所までの交通費や遠征費、泊まりの場合は宿泊費が発生します。また、ユニフォームや道具類、その他消耗品に関する出費もあるでしょう。

習いごとの選び方は?

子どもの興味関心

大事なことは「親が決めつけない」ことです。
”やらせる”習いごとは避けましょう。子ども自身の選択ではなく、親が押し付けことが原因で好きになれないこともあるでしょう。
ポイントは、「おすすめ」するスタンスです。
子どもの普段の行動や好きなことをよく観察して、おすすめしてみましょう。
興味を持っていたり、熱中していることを見つけて、体験会に行ってみましょう。「楽しかった」「面白かった」「また行きたい」など、ポジティブな気持ちを持てたのかどうかも観察ポイントですね。

アクセス

習いごとの場所までの交通手段と所要時間について考えておきましょう。子どもが習いごとそのもではなく、到着や帰宅までにかかる時間がイヤになったり、未就学児の場合は、親が送迎&見学または一緒に参加のケースがほとんどです。所要時間や交通費や駐車場代、送迎サービス利用などの費用も習いごとを継続する上での負担感も考慮したいですね。育休中だけでいいのか、仕事復帰した後も通うとなれば、曜日や時間帯などが変更できるかどうかも確認したいところです。

習いごと選びの重要な2つのポイント

では実際に子育てにいくらまでお金をかけて良いのでしょうか?
いくらかけて良いのかについての答えは、「各家庭で異なる」です。
何が異なるかというと、「子育て方針」と「習いごとにかけて大丈夫な金額」です。

子育て方針を考えてみる

習いごと(教育)は、子どもにとって将来、財産になりますし、親にとっては投資でもあります。
大人の自己投資についても株式や不動産などの資産に投資するよりも自分に投資した場合のリターン(利益)の方が大きくなることについては、広く一般的な考え方となっています。

調査結果にもあったように習いごとにかけるお金が年収の2〜3%以内に収まっている間は、それほど負担感はないかもしれませんが、子供がしたいこと、親がして欲しいことを選んでいくと、「習いごとにお金をかけすぎかな、、」と感じることもあります。

そこで、習いごとにかけていいお金を考えるときにキモとなるのが家庭での「子育て方針」です。難しく聞こえるかもしれませんが、習い事の方向性や判断基準を夫婦で話し合うと自然に出てくると思います。
例えば、もしお金に制限がなければ、
どのような子育てをしたいでしょうか?
どんな習いごとをさせてあげたいですか?
子どもがどのように成長していけば、あなたにとって満足と言える子育てになるのでしょうか?

習いごとの候補ががたくさん出てきた方もいれば、習いごとはそれほど重要ではないなと考えた方もいらっしゃるでしょう。
目の前の習いごとを比較して選ぶことも大切ですが、自分たちがどんな子育てをしたいのか「子育て方針」=価値観にフォーカスしてみれば、選ぶポイントが発見できるかもしれません。

習いごとにかけて大丈夫な予算を考えてみる

また、習いごとの候補がたくさん出てきた方は、お金のことを考える必要が出てきますね。習いごと(子育て)にかけて良いお金は、それ以外のお金の使い方で決まります。
日々の生活費や住宅費、将来の教育費やマイホームを検討されているならその資金、老後資金など、あなたの人生に使いたいお金を整理してみれば、安心して、習いごと、子育てに投資できるでしょう。
そして習いごとに限らずですが、優先順位が大事ですよね。
限られたお金と時間の中で”何かをやらない”と決める、つまり「前向きにあきらめること」が重要なポイントです。

何をあきらめるのかは、これもあなたの価値観に照らし合わせてみましょう。
優先順位の低い習いごとや日々の生活費なのか、あるいは住宅費(マイホームの予算)、自動車、趣味のお金なのか。
収入を増やす解決策もありますが、いずれも何かを前向きにあきらめ、優先順位の高いことがらに集中していくことが満足感につながっていくと思います。

【習い事の予算算出の計算式】
習い事の予算 = 世帯の手取り収入額 – (毎月の生活費 + 貯蓄希望額※) – レジャー・趣味費
※貯蓄希望額とは、将来のライフイベントの備えるお金

例)
世帯の手取り収入額:40万円
毎月の生活費:25万円
貯蓄希望額:10万円
レジャー趣味:3万円
習い事の予算:2万円

まとめ

さて、主に未就学児の習いごとについて解説いたしました。
習いごとの状況や平均的な月謝、選び方など、多く選択肢や考え方があると思います。また、奈良という地域柄、習いごとをはじめ教育費にお金をかけることは全国トップクラスです。ご自身の子育ての考え方や子どもの時の体験、また周りの環境などあらゆる判断基準によって習いごとを選ばれることと思います。
仕事復帰が早い方であれば、数ヶ月の産休・育休期間となりますが、この期間でしか味わえない子育てを楽しみながら過ごされるとを願っております。

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