「分割融資とつなぎ融資の違いが分からない。」
住宅ローンをお考えの方で、このような疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか。
そこで今回は、分割融資とつなぎ融資の違いについて解説します。
分割融資とつなぎ融資の違いとは
分割融資
分割融資とは、2回以上に分けた融資のことです。
また、分割実行とも呼ばれています。
本来住宅ローンは、建物の引き渡し時に実行されるものです。
しかし、分割融資を利用すると先行して融資を受けられるでしょう。
また、これは複数回に分けて融資を受けるものですが、住宅ローンの一種であるため、契約は1回です。
さらに、審査については、事前審査と本審査があります。
その際には、土地や建物に関する資料が必要になります。
それゆえ、事前に建築プランやその見積もりなどを決めておく必要があるでしょう。
加えて、土地の購入費用として融資を受ける場合、抵当権を設定しておく必要があります。
建物の引き渡しの際に、その建物にも設定し、工事費用の融資が実行されます。
メリットとしては、住宅ローン金利で利用できることが挙げられます。
さらに、諸条件を満たすと控除も受けられるでしょう。
つなぎ融資
住宅ローンは建物が完成してから融資されるものであるため、工事期間中にある程度のまとまったお金が必要になった時に、資金不足になる恐れがあります。
しかし、その期間中でも融資を受けられるものがあり、それがつなぎ融資と呼ばれているのです。
それゆえ、つなぎ融資のメリットは、着工金や中間金を支払う必要がある時に資金不足であっても、住宅を建てるための融資を受けられることと言えるでしょう。
また、住宅ローンが実行されることが前提であるため、住宅ローンと合わせて借りる一時金でもあります。
分割融資とつなぎ融資のそれぞれの注意点とは
分割融資の注意点は、土地の引っ越し時から返済が始まることです。
融資の実行時点から返済が始まるとも言えます。
返済と支出を同時にできるかをあらかじめ計算しておくと安心でしょう。
つなぎ融資の注意点は、遅延損害金が発生する場合があることです。
融資期間は1ヶ月〜1年以内であり、この期間中に返済しない場合、遅延損害金として年利14パーセント程度が発生してしまいます。
それゆえ、売却するまでの期間が伸びるかもしれない場合、融資期間を長めに設定して借りることをおすすめします。
まとめ
今回は、つなぎ融資と分割融資の違いについて解説しました。
住宅ローンについてお考えになる際は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。