「住宅ローンを退職金で返済する計画、、」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
今回は、住宅ローンを退職金で返済するメリットと注意点について解説します。
目次【本記事の内容】
住宅ローンを退職金で完済するメリットとは
利息を軽減できる
退職金で完済すると、利息額を減らすことができ、大きなメリットと言えます。
例えば、金利1.3%、返済期間が65才までで60才時点の住宅ローン残高が500万円の場合、5年分を退職金で一括完済すると軽減される利息額は約20万円となります。
毎月の家計の負担を減らせる
退職後は、収入がなくなるもしくは、減ルことが多いので毎月の住宅ローン返済がなくなれば、やりくりが楽になり経済的にも精神的にも負担も軽くなりますね。
金利上昇の対策になる
また、金利上昇リスクの対策にもなります。変動金利で借りる場合は、金利変動のリスクがありますが、早く完済することでそのリスクをゼロにすることができます。
住宅ローンを退職金で完済する際の注意点とは
一方で注意点は、老後の生活費を失ってしまうことです。
住宅ローンを完済することを重視すると、退職後の生活費やレジャーに充てる資金が減ってしまいます。
収入がなくなる、もしくは減ってしまう方はより細かな計画が必要になります。
あらかじめ生活に必要な資金や予定するレジャー資金を算出し、余裕あるかどうかのチェックは必須となります。
また、歳を重ねると病気のリスクも上がってしまい、これまで以上に医療費がかかってしまう場合も考えておきましょう。
まとめ
今回は、住宅ローンを退職金で完済するメリットと注意点について解説しました。
予定年齢より早く完済することでお得になる利息や軽減できるリスクというメリットがある一方、収入が減ることが予想される場合や病気などのリスクに備えた予備資金も計画に入れて置くことが重要です。また、退職金が予定額より減ることも考えられますので、完済以外のシナリオも考えておきましょう。